過去に実施した大規模工場やビル、オフィスなどの省エネ対策・コスト削減対策・実際の削減量など、省エネの事例をご紹介します。省エネトライアルの診断員は、過去に大規模工場やビル、オフィスなどの省エネ診断・コスト削減対策支援を多数行ってきました。
デマンドモニターの設置
省エネを進めるためには、まずデマンドモニターを設置して、全体のエネルギー(電力、熱源)消費量を知ることから始めます。次にエネルギー消費量を数値化するため、個別の設備や装置のエネルギー消費状況を分析し、様々な省エネ対策や設備の更新、エネルギー消費量削減を提案します。
デマンドモニター設置によって、エネルギー消費量が一目瞭然になります。省エネ対策をスタートした1月20日を境に、使用電力量が大幅にダウン(16%)しました。
エネルギー原単位の計算
電気やガス、水道などのエネルギー利用には多くの無駄が発生していますが、その状況は建物や設備によって異なるため、個別の診断や分析が必要になります。
省エネ診断の第一歩は、まずエネルギー消費の見える化から始めます。デマンドコントローラーを設置して、1日単位、時間単位のエネルギー使用量を記録します。そのデータをもとにエネルギーの使用状況を分析して、設備の無駄な稼働時間を減らしたり、空調の温度管理を最適化します。
スーパーの省エネ 冷ケース
スーパーマーケットで実施した省エネの一例です。冷やされた空気が冷ケースの外に漏れていました。売り場でよく見かけられる、吸気の部分に障害物がある場合、冷機は押し上げられケース下方正面に流れ出すことが解ります。
メニューパネルを10cmアップした場合、外部に流出するエネルギーを防ぎ、削減電力は18%となりました。
このスーパーマーケットでは、その他の省エネメニューを組み合わせて、300万以上の電気代を削減することができました。
断熱塗料
断熱塗料は屋根や設備の表面温度を大幅に下げることが可能です。